愛知県犬山市の老舗旅館。犬山城を臨む客室と溫泉の大人の宿「灯屋 迎帆楼」

vol.2 小島醸造

小島醸造イメージ

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戦国の世から、受け継がれてきた一子相伝、 秘法の銘酒。

創業は慶長2年、時は戦国の世。町年寄を務める小島家2代目当主・弥次左衛門が朝鮮侵攻に参加した折、朝鮮兵捕虜を助けた礼に製造法を伝授され醸造を始めたのが「荵苳酒(にんどうしゅ)」でした。スイカズラと米を発酵させて造るこの酒は、朝鮮宮廷で飲まれていたとも伝えられ、朝鮮の通信使から製法を授かったという説もあります。また、犬山藩主成瀬家の将軍献上酒であり、「飲めば病知らず」と徳川家康が愛飲していたなど、その歴史を示す逸話も多く残されています。かつては和歌山や浜松でも製造されていた「荵苳酒」ですが、現在ではこの小島醸造で造られているのみ。14代を数える小島家では、その製造法を一子相伝、門外不出の秘法として守り続けてきました。

荵苳酒(にんどうしゅ)

荵苳酒(にんどうしゅ)

情報がボーダレスに、また瞬時に飛び交う現代と、深淵の世界で連綿と受け継ぎ、悠久の時に熟成された小島家の歴史と「荵苳酒」。それは対極にあるものだからこそ、小島家と「荵苳酒」の存在が価値のあるものとして、いっそう尊く、また鮮やかさを増すのではないでしょうか。

荵苳酒(にんどうしゅ)

「荵苳酒」は濃厚な、とろりとした甘味が特徴のひとつ。その甘い香りはスイカズラの花の香でしょうか。口に含むと広がるのは、深みがありながらふわっと広がる爽やかな口当たり。その相反する印象が独特の個性を放ち、「荵苳酒」ならではの味わいとなっています。誰もが知っている歴史上の人物が嗜んだ酒を、今、私たちが飲むことができる・・・「荵苳酒」を通して、昔と今がつながるような不思議な感覚も妙味ではありませんか。

滋養豊富な「荵苳酒」。口に広がる薫りは野趣味にあふれ、味わいは濃厚。

「荵苳」とはスイカズラの和名で、古くから抗菌、抗炎症、解熱、利尿効果のある薬草として漢方薬にも利用されてきた日本原産の植物です。「荵苳酒」は、薬効のあるスイカズラと米を発酵させて造られているといわれますが、その製造法は門外不出。滋養が豊富で胃腸も健やかになる不老長寿の銘酒として420年以上の歴史を刻んできました。徳川家康の享年が73歳と当時としては長生きだったのも、「荵苳酒」を愛飲していたからかもしれません。

荵苳酒(にんどうしゅ)

※小島醸造では冷やしてそのまま、あるいは炭酸水や水、寒い季節であればお湯で割っての飲用をすすめています。

「荵苳酒」だけにあらず。400年以上の時を刻む小島家住宅。

小島家が守ってきたものは、「荵苳酒」の製法だけではありません。主屋や御成門、酒蔵なども400年以上の歴史を刻み、現在では「小島家住宅」として、登録有形文化財建造物に指定されています。座敷棟は天正初年頃、酒蔵は慶長2年の創業時の構造部材を残しています。また屋敷を取り囲む長塀には朝鮮宮殿を模したとみられる紅色の塗料弁柄(べんがら)が用いられ(現在は復元)、朝鮮伝来の「荵苳酒」との関わりを見ることができます。敷地内には他にも表千家の「残月の間」を模した茶室や、菊や桐の御紋章の細工が使われた座敷、千利休の茶の弟子であった古田織部が作庭した庭園などがあり、小島家の格式の高さを物語っています。

小島家住宅
小島家住宅
小島家住宅
小島家住宅

御成門

御成門

古田織部作の志野焼の灯籠

古田織部作の志野焼の灯籠

紅葉の中庭

紅葉の中庭

国宝の城を抱く犬山。江戸の風情が残るその街並みのひとつである小島家住宅を訪れ、城下町であった古の犬山を感じてみてはいかがでしょう。

取材協力:特定非営利活動法人
犬山城下町を守る会 理事長 長谷川良夫氏

小島醸造

INFORMATION

小島醸造

毎日の飲用が滋養に良いとされる「荵苳酒」は、全国発送も行っています。ご注文はお電話にてお願いします。
また、不定休ですので、お出かけ前にご確認ください。

住所:〒484-0081 愛知県犬山市犬山東古券633(灯屋 迎帆楼から徒歩3分)
電話番号:0568-61-0615/ 営業時間:10:00~17:00 定休日:不定休

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毎日の飲用が滋養に良いとされる「荵苳酒」は、全国発送も行っています。ご注文はお電話にてお願いします。また、不定休ですので、お出かけ前にご確認ください。

住所:
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愛知県犬山市犬山東古券633
(灯屋 迎帆楼から徒歩3分)

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